【3分で分かる】この症状って乳がん?
動画ナレーション全文
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目次
00:00 こんなギモンにお答えします
ブレスト・アウェアネスを心掛けていると、乳房のあらゆる変化に気付く可能性があります。もし乳房の変化に気付いたとしたら、誰しも自分は乳がんなのでは?と心配になります。さらに、乳がんを見つけてしまいそうで怖い。と思う方もいるかもしれません。では、
- 乳房の変化すべてが、乳がんなのでしょうか?
- 症状だけで、乳がんと分かることはあるのでしょうか?
この動画では、これまでの動画を振り返りながら、乳房のよくある症状である、「乳房の痛み」「乳頭からの出血・分泌」「乳房のしこり」について、それぞれの症状があって実際に受診した方のうち、どのくらいが乳がんなのか、その症状だけで乳がんと判断できることがあるかについて説明していきます。
00:58 乳房が痛いとき
まずは、乳房が痛いときはどうでしょうか?
乳房の痛み=乳がんと感じている方も多いかと思います。ところが、乳房の痛みで受診される患者さんで乳がんと診断される割合は1%にも満たない状況です。痛い乳がんは稀だ、ということが分かります。
01:22 乳頭からの出血・分泌があったとき
次に、出血、分泌があったときはどうでしょうか?
では、乳頭分泌があった場合、一体どのくらいの乳がんのリスクがあるのでしょうか。実は、それほど乳がんの頻度は高くありません。乳頭分泌の大半は良性の原因によるもので、乳がんのリスクは5%から20%程度とされています。
一方で、良性の代表である、乳管内乳頭腫と、乳がんにおいてみられる分泌は、特徴が非常に似通っています。
02:00 乳房にしこりがあったとき
最後に乳房にしこりがあったときはどうでしょうか?
しこりを自覚して受診される患者さんは数多くおられます。ただし、60歳以下の方でしこりを自覚して受診した方のうち、乳がんと診断されるのは10%以下とされています。つまり、多くの場合、しこりは良性であるという事になります。
02:27まとめ
このように、乳房の変化がある=乳がん、ではない上に、その乳房の変化を自分で乳がんかどうかを判断することはできません。つまり、「乳房の変化」に気付くことはあっても、いきなり乳がんと判断できることはありません。日頃からブレストアウェアネスを心掛け、「乳がんを探そうとする」のではなく、「乳房の変化に気付ける」ようになりましょう。そして、「乳房の変化」に気付いたら、医療機関に受診しましょう。
以上、BC Tubeでした。