乳がんの治療中
2023.07.31

新型コロナワクチン接種 乳がん患者・サバイバー 気をつけることは?


動画ナレーション全文

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00:00 気をつけることは?

 今回は乳がん患者・サバイバーが新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV2)に対するワクチン、新型コロナワクチン接種で気をつけることについて接種してもいい?タイミングは?気をつける副反応は?どちらの腕に接種したらいいの?画像検査のタイミングは?というポイントで解説します。

00:38 接種してもいい?

 まず、乳がん患者さんが接種してもいいかどうかですが、手術予定あるいは手術後、放射線治療中、あるいは治療前後化学療法いわゆる抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、ホルモン療法などの薬物治療中、あるいは治療前後、いずれの場合でも新型コロナワクチン接種は前向きに検討できます。

01:19 接種タイミングは?

 接種タイミングですが、手術・放射線治療・術後のホルモン療法以外の薬物治療中あるいは治療前後の方は主治医とタイミングを相談する必要があります。

 術後ホルモン療法中の場合は免疫の機能は低下しないため、いつでも接種可能です。術後の経過観察中で薬物治療なしの方もいつでも接種可能です。

01:59 気をつける副反応は?

 乳がん患者さんが気をつける副反応ですが、まず、手術をした側の腕にワクチンを接種した場合に、リンパ浮腫を起こしやすいかどうかは現時点で不明です。

 また、ワクチン接種した側のわきのリンパ節に腫れが生じることがあります。乳がん患者さんだけではなく、誰にでも起こる可能性のある副反応です。特徴は、痛みを伴うことがあり、頻度は日本での調査報告によると2%程度です。接種してから2〜4日後に起こり、一時的なリンパ節の反応によるため、数日〜1ヶ月程度で自然消失します。

03:00 どちらの腕に接種したらいいの?

 これらの副反応のことを考慮して、片側乳がん術後の方は、乳がん手術と反対側の腕に接種することをお勧めします。

 両側乳がん術後の方は、太腿(太もも)に接種することを相談しましょう。

03:25 画像検査のタイミングは?

 乳がん患者、サバイバーにさらに気をつけていただきたい点があります。それは、画像検査のタイミングです。先ほど説明したワクチン接種後の副反応である「わきのリンパ節の腫れ」は乳がんのリンパ節転移と紛らわしい可能性があります。

 そこで、画像検査(マンモグラフィー、乳房超音波検査、CT、PET-CT、MRIなど)を予定している方は、可能であれば、ワクチン接種前に受ける、あるいは、ワクチン接種後4〜6週間の間隔をあけて受けることをお勧めします。

 どうしてもワクチン接種後に画像検査を受ける必要がある場合には「いつ」「どちら側の腕」に接種したかを医師、検査技師など医療者に伝えるようにしてください。

04:46 ポイント

 今回のポイントです。乳がん治療中、治療前後の方は新型コロナワクチン接種を前向きに検討できます。

 接種タイミングは治療前後あるいは治療中は主治医と相談が必要ですが術後ホルモン療法・経過観察中の方はいつでも可能です。

 副反応として接種した側のわきのリンパ節の腫れがあり、乳がんのリンパ節転移とまぎらわしい場合があります。

 片側乳がん術後の方は反対側の腕両側乳がん術後の方は大腿(太もも)への接種が勧められます。

 画像検査はワクチン接種前に受ける、あるいは接種後4〜6週間の間隔をあけて受けることお勧めします。

 また、接種後に画像検査を受ける場合には「いつ」「どちら側の腕」に接種したかを医療者に伝えるようにしてください。

以上、BC Tubeでした。

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